礁溪(ジャオシー)は宜蘭県の温泉の町で、台北から東へ山を越えた向こう側にあります。お湯は弱アルカリ性の炭酸水素ナトリウム泉で、温度は約50℃、無色無臭。入ると肌がすべすべになることから「美人湯」と呼ばれています。旅行者にうれしいのは、町の真ん中の温泉公園に無料の足湯があること。雪山トンネルを通るバスで気軽に日帰りでき、1泊してのんびりするのにも向いています。
- バス 葛瑪蘭客運1915番(台北転運站から、NT$115)、首都客運1572番(市府転運站から、NT$103)
- 鉄道 台北駅から礁溪駅まで、区間車NT$181、特急NT$281
- MRT 礁溪にはMRTはありません。バスは台北のMRT駅の近くから出ます
- おすすめ 温泉、無料の足湯、のんびりした1日
- 所要時間 長めの1日、または1泊
台北から礁溪への行き方
2社のバス会社が、国道5号と雪山トンネル(雪山隧道)を通って、台北から礁溪転運站(礁溪轉運站)まで頻繁に走らせています。これがいちばん一般的な行き方です。所要時間はトンネルの混み具合しだいなので、週末や連休の最終日は時間に余裕を持ちましょう。
葛瑪蘭客運1915番(台北転運站から)
葛瑪蘭客運1915番は、台北駅の隣、市民大道と承德路の角にある台北転運站(臺北轉運站)から出ます。4階の12番から14番乗り場です。MRT(台北メトロ):台北駅(ブルーライン BL12、レッドライン R10)。礁溪までの運賃は片道NT$115、往復NT$212。私たちが確認した平日は、礁溪行きが05:15から深夜0時過ぎまで、日中はおよそ20分おきに出ていて、ほとんどが礁溪直行の1915Bでした。この路線は科技大樓(MRT科技大樓駅、ブラウンライン BR08)にも停まります。
首都客運1572番(市府転運站から)
首都客運1572番は、MRT市政府駅(ブルーライン、BL18)2番出口のそばにある市府転運站(市府轉運站)から出ます。礁溪行きの1572番直行便は07:00から23:00まで、時間帯によって10分から30分おきです。07:00前と23:00以降は、宜蘭・羅東方面へ行く1572番の全区間便も礁溪に停まります(始発06:10、最終00:30)。運賃はNT$103で、現金、悠遊カード(EasyCard)、iPASSで払えます。→ 台北のバスの乗り方
台鉄で礁溪駅へ
宜蘭・花蓮方面の列車が礁溪駅に停まります。私たちが確認した平日の時刻表では、自強号とプユマ号が1時間6分から1時間46分でNT$273からNT$281、区間車が1時間30分から3時間近くでNT$181でした。特急は早めに座席を予約しましょう。区間車では悠遊カードが使えます。駅からは台湾好行の礁溪線が、ふたつの温泉公園の両方に停まります。
足湯と公衆浴場
湯圍溝溫泉公園
温泉が湧き出る昔の「燒水溝」は、今では德陽路と仁愛路のあいだにある約1ヘクタールの公園になっていて、小さな橋、あずまや、半屋外の足湯があります。足湯は無料で使えます。園内のヒノキの湯屋「湯圍風呂」は少しだけ料金がかかります。
- 場所:礁溪郷德陽路99之11号。
- 湯圍風呂:一般NT$80、軍人・公務員・教員と身長110センチ以上の学生はNT$60、65歳以上はNT$40。営業時間は08:00から12:20と13:00から21:30。身長90センチ以下の子どもは湯屋に入れません。
- 足湯:15分ごとにお湯が足され、新しいお湯は約50℃になるので、注水中は入らないでください。毎週決まった時間に清掃のため使えなくなります。
礁溪溫泉公園
町なかにある緑の多い小さな丘で、日本統治時代から公園として親しまれ、樹齢100年を超える木々、宜蘭県の旅行サービスセンター、無料の屋外足湯があります。園内の「森林風呂」は約200人が入れる和風の公衆浴場で、男女別の裸湯です。
- 場所:礁溪郷公園路16号。礁溪転運站から、絵本作家ジミー・リャオ(幾米)の大きな白いウサギが並ぶ屋根付きの「旅人廊道」をたどって公園へ向かいます。
- 森林風呂:08:00から24:00。料金はその場で払います。現在の料金は確認できませんでした。
礁溪溫泉地景廣場
温泉街の入口、礁溪路五段と中山路二段の交差点にある広場で、あずまや付きの足湯の回廊が4つあり、それぞれ約60人が入れます。無料で、終日開いています。
→ 台北市内で温泉を楽しむなら北投
温泉のマナー
- まず洗いましょう。足湯の前には足を洗い、公衆浴場ではお湯に入る前に体を流しましょう。
- 長湯は禁物。礁溪郷公所は、足湯は1回15分くらいまで、全身浴も入りすぎないようにとすすめています。
- 傷があるときは入らない。足に傷があるときは、共用のお湯に入らないでください。
- 体調に気をつけて。郷公所は、妊娠中の方、高血圧や心臓病の方、肌が敏感な方、感染症のある方は入浴を控えるよう呼びかけています。
- 裸湯は裸で。森林風呂のような男女別の裸湯では、みんな水着を着ずに入ります。
日帰りか、1泊か
どちらでも楽しめます。日帰りでもバスは遅くまで走っています。私たちが確認した平日は、葛瑪蘭客運の礁溪発台北行き最終直行便が22:50、首都客運1572番の直行便は礁溪発22:00までだったので、暗くなってからもう一度お湯につかっても台北に戻れます。のんびりしたいなら、礁溪には温泉ホテルがたくさんあり、1泊すれば時計を気にせず2回入れます。
時間のコツ
- 天気に注意しましょう。台風のときは高速バスの運行に影響が出ることがあり、2026年10月24日にもそうなりました。出発前にバス会社のお知らせを確認しましょう。→ 台北旅行のベストシーズン
- 小さなタオルを持っていきましょう。足湯のあと足をふくのに便利です。
出典
葛瑪蘭客運の路線、停留所、便、運賃は同社の時刻・運賃検索(2026年11月の平日)と乗り場のページ、首都客運1572番の時間と間隔は同社の高速バス路線ページ、運賃は台北・宜蘭間の運賃表、市府転運站の出口は台北メトロの駅情報、鉄道の所要時間と運賃は台鉄の時刻表検索によります。泉質、各公園、森林風呂の時間、湯圍風呂の料金と時間、台湾好行の停留所、地景廣場、入浴の注意は礁溪郷公所の観光サイトの湯圍溝、礁溪溫泉公園、地景廣場、旅人廊道のページ、湯圍溝の広さは交通部観光署の観光情報、湯圍溝の無料の足湯はTVBS(2025年12月)、礁溪溫泉公園の無料の足湯と森林風呂が男女別の裸湯であることは食尚玩家、台風の影響は首都客運によります。2026年10月確認。